ビジョンの力

ビジョナリー・カンパニー ― 時代を超える生存の原則

ビジョナリー・カンパニー ― 時代を超える生存の原則

明確なビジョンを持っている企業が好きだ。Appleしかり、任天堂しかり、Googleしかり。
明確なビジョン無く、ただ反復運動をしているだけの企業は嫌いだ。*1

変化することが好きだし、変化の波に乗るならまだしも自ら波を作ってしまおうとするエネルギーに感動すら覚える。

だが、残念ながら日本には、ビジョンを明確に持つ企業があまりにも少ない。


ビジョンはテクノロジーカンパニーが持つことが多い。
テクノロジーカンパニーは、

  • 業界トップレベルの企業しか儲からない
  • 技術レベルの進化が激しい

ため、いかに時代の先を読み、時代を自社に有利に引き付けるかが企業の成長に明確にかかわっている。

だが、日本のテクノロジーカンパニーで、時代の先を読んでいる企業はいったいどれだけある?


雨後のたけのこのように、むくむくと芽をそこかしこで生やしているWEB2.0系(藁)ベンチャー企業の、いったいどこにビジョンがあるのか。流行っているからのっかっちゃえの発想の先に、企業の成長はたかが知れている。


金儲けのため?まあそれも良いだろう。しかし、これだけは覚えておいたほうがいい。ビジョンなく、金儲け目的が透けて見えるベンチャー企業に、とびっきり優秀なエンジニアは、集まることはない。

*1:もちろん社会的に必要不可欠かどうかは別で個人的な主観の話。